大円寺

大円寺は、津軽では「大鰐の大日様」として篤い信仰を集める名所です。
ここ津軽には、自分の生まれた年の干支を守り神とする津軽地方独特の風習「津軽一代様」が、藩政時代から広く伝わっており、大日様は未、申年生まれの一代様となっています。

御本尊として安置されている「大日様」は、高さ4.85mで、国の重要文化財に指定されており、津軽地方最古の仏像と言われています。一方で、仏像自体は、実は大日如来ではなく阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)です。仏像には、通常ヒノキが用いられますが「大日様」にはヒバ材が使用されています。

「大鰐町」の地名について、この大きな阿弥陀如来坐像「おおあみだ」から「おおわに」へ変化したという説もあります。

  • 0172-48-2017
  • 青森県南津軽郡大鰐町蔵館字村岡12