ヤマニ仙遊館

太宰治も訪れた宿。青森県大鰐町の明治5年創業のヤマニ仙遊館は、大鰐温泉で最も古い旅館で登録有形文化財にも登録されています。

旅館業としての創業は明治5年、現在の建物は明治30年に建てられたもので、大鰐温泉で最も古い旅館。登録有形文化財にも登録されています。

平川河畔に面した閑静な宿には、近隣に住む裕福な家から多くの湯治客がやってきたそうで、金木の津島家(太宰の生家)も訪れた宿です。

そのほか、森鴎外の師としても知られる漢文学者の依田学海、南満州鉄道初代総裁の後藤新平、詩人大町桂月が宿泊した記録もあり、現存する宿帳には、小説家葛西善蔵の名が残されているなど、多くの文人に親しまれてきました。今も当時のままの部屋に宿泊する事が出来ます。

また、本館(文化財棟)のお部屋は平川沿いに並び、大鰐温泉郷の変わらぬ風景情緒を感じる事が出来ます。

多くの文人に愛された宿で、当時の歴史に浸りながら、ゆったりとした休日をお過ごしください。